3days of designは、毎年6月(今年は18~20日) 北欧の人々にとって正月より大事とされる「夏至祭」の直前に、デンマークのコペンハーゲンで開催されるデザインフェス。北欧のインテリアブランドを中心にさまざまな展示やワークショップが開催され、世界中から業界関係者だけでなく、観光客も訪れる大規模なイベントです。 今年のテーマの「KEEP It REAL」は、自分のビジョンに忠実であり続け、目的を持ってデザインを受け入れることへの呼びかけで、個性と本質の表現を称え、より思いやりがあり、包括的で、意識的な世界へ向かう願望を反映しています。 Echoes of Texture Karimoku CaseのデザインディレクターであるNorm Architectsが設計を手掛けたLinie Designのブランドストアを会場に、スタイリストのPernille Vestによるキュレーションのもと、Norm Architects、芦沢啓治、Norman Fosterがそれぞれ手掛けたKarimoku Caseの家具コレクションをLinie Designのラグとともに紹介。カリモクケースの日本ならではの繊細で機能的なデザインと、LINIE DESIGNのハンドメイドラグとの奥行きと構造が融合し、手触りの良い洗練された表情を生み出しています。 本年は、日本人テキスタイルデザイナーの氷室百合さんの作品も出展されました。海外初公開で、見る角度によって模様がずれる独自の織り構造が特徴の代表作「COLORWAVE」や、カットすると隠れたデザインが現れるテキスタイルの「SNIP SNAPパネル」などが紹介されました。 COLORWAVE SNIP SNIP Artek & Marimekko
フィンランドのArtekはと90周年のアニバーサリーシリーズとして、Marimekkoとのコラボ作品を発表。Marimekkoの版画技術とArtekの木材曲げ技術を融合させた限定コレクションです。 KASTHALL
Kasthallは、1991年にグニラ・ラガーヘム・ウルバーグが手がけ、今回のために再考された有機的な花柄と鮮やかなカラーリングのAnemonを出展、今年135周年を迎えるKASTHALLの春の精神と新しい創造的な時代を体現しています。 Secto Design
Secto Designは、建築的な木製デザインのランプで知られるフィンランドの照明メーカー。各ランプは、フィンランドのヘイノラにある同社の工場で細心の注意を払って手作りされており、地元で調達された認証済みのバーチ材と持続可能な生産方法が融合しています。
天然木材のシェードフォルムの美しさだけでなく、スリットになったシェードから穏やかな光がもれ、フォーカルポイントにもなるため、視線が留まるところに適しています。 LE KLINT
LE KLINTは1943年以来、王室御用達ブランドとして、デンマークを代表する照明メーカーで、デンマークのデザインの黄金時代に根ざした特徴的な手折りランプが世界的に有名です。プリーツシェードは、日本の折り紙をヒントに、一つ一つ手折りです。 新商品の SPOTは、0.7kgと軽量で必要な場所に持ち運びでき、壁掛けにもなります。 Finn Juhl
ハウスオブ フィン・ユールでは、個人のコレクターから貸り受けた古いオリジナル作品を展示。「家具の彫刻家」と称されるほどの美しい造形美と、質の高い職人技が時間とともに深まり、長年の使用を通じて個性を増していく様子が実感でき、繊細な曲線美にうっとりさせられます。 Aakjaer Furniture
ナンナ・アーケアール・スヴェンセンによって設立されたAakjaer Furnitureは、デンマークのデザイン遺産と現代的な職人技を見事に融合させ、環境に配慮した生産方法を取り入れていることから、ハイエンド家具の際立った名前として位置付けられています。今回出展されたコーヒーテーブル(No.55)も、機能性と美学が融合したアーケアールならではの品で、柔らかな丸みを帯びた三角形は、角がなく、動線もスムーズのため、日本の住環境にもなじみやすいサイズとデザインです。 Artisan
革新的な家具デザインと高品質の職人技で世界的に有名なArtisan。7種類の無垢材から手作りされる作品は、60年もの歴史を持つボスニアの大規模な工場で職人によって生み出されます。今回出展されたライトチェアは、最小限の寸法で最大の個性と快適さを追求したチェアで、人間工学に基づいて曲げられた背もたれは、コンパクトながら安定した座り心地を生み出し、長時間の使用でも疲れません。シンプルなフォルムなので、出し入れが楽で、お部屋も広く見えます。 Eilersen
馬車のコーチ(ボディシート)メーカーから誕生した経歴から、カウチソファに定評があります。シートの組み合わせで何通りものスタイルに変化できるので、3人掛けにしたり、2人掛け&スツールにしたり、部屋の大きさや人数によってフレキシブルに活用できます。日本の住宅のLDKにも配置しやすく、人の集まることが多いお家にはおすすめなソファーです。